年末年始の食べ物の風習 @長野県山形村
地方の風習。
特にお雑煮については、ちょっと地域が変わるだけで全然違ったり。
年末年始の風習は、特に地域によって違いがありますよね。
大みそかの夕飯については、
北海道に住んでいた時は、おせち料理を食べると聞いて、ビックリしたのを覚えています。
だって、おせち料理はお正月に食べるものだと思っていた。
なんで~!フライングだよ~!
でも、意外とおせちフライング地域、たくさんあるみたいですよね。
さて、ものすごくピンポイントだけど、長野県の松本市の隣にある山形村という小さな村。
ここが父の実家ですが、こちらの地域の年末年始の食べ物の風習をご紹介しましょう。
海もなく、山間の小さな村は昔むかしは流通が悪く、魚やお肉が簡単に手に入る地域ではありませんでした。
そんな山形村の食の風習
- 大みそかの夕飯「お年取り」
- 年越しそばのタイミング
- 元日の朝の前に
- 元日の朝ごはん
- 1月2日の朝ごはん
1.大みそかの夕飯は「お年取り」
ここでいただくのは、ブリ照りとけんちん汁
理由はわかりませんが、ブリに至っては、スーパーの売り場では魚のコーナーは
ほとんどブリで埋め尽くされている。
しかも、すごい高いっ!
日本で一番高いと思う(笑)
確かに大きいけど、2切れで2000円越えとかだったかな。
でも、黒山の人だかりなのです。
あと、ちくわのコーナーも混んでる(笑)けんちん汁用ね。
さすがに高くはないけど。
2.年越しそばのタイミング
これは、うちだけの問題かな。
いつ食べます?
中国地方の母の実家では、大みそかのお夕飯が年越しそばだそうです。
我が家では、年を越しながら食べます。
ちなみに、家で手打ちします。これは、父母の趣味だけど。
毎年腕を上げてくれているので、おいしいおそばが食べられますよ。
話が逸れました。
年を越しながらなので、毎年「ゆく年くる年」を見ながら食べて、
各地の除夜の鐘を聴きながら。
NHKのアナウンサーと一緒に「あけましておめでとうございます。」です。
3.元日の朝の前に
これはこの土地限定の風習ではないかな。
朝、全員集まってお茶を飲みます。
お節のように、食べ物に込められた願いがあって、5種類をみんなで食べます。
①お茶
②くり
③せんべい
④柿
⑤豆
意味が覚えられないのですが、
「くりくりとよく働く」とか「マメに過ごす」とかそういう。
意味もわからず、毎年律儀に行っている。
ちなみに、父の兄弟三人でやってるのは我が家だけ(笑)
父のお姉さんが説明はしてくれて、内容の継承はしてくれるものの、
お姉さんの家では、「誰も起きてこない」とのことで出来ないらしい(笑)
4.元日の朝ごはん
3のお茶の時間が終わるとお節とお雑煮。
山奥の地区なので、お雑煮に新鮮なものが入りません。
具は…
四角い切り餅の焼いたやつ
人参
大根
ちくわ
こんぶ
ねぎ
で、こうなる。
お醤油味です。
ちくわでたんぱく質を取ってたんだね。
何にでもちくわ(笑)
5.1月2日の朝ごはん
これは、札幌の時は3日に食べることになってました。
とろろごはん。
山形村では、イモ汁。
2日の朝御飯はイモ汁です。
札幌に行って、地域の風習ってこんなにも違うのっ!って思ったけど、
もっと違うこといっぱいあるんだろうなー。
いろんな地方のお雑煮を食べてみたいです。
おまけの我が家の今年のお節。
冷蔵庫が混んでいて入らないので、
黒豆を外の物置に保管してたら、凍りました。
なので、氷乗せ(笑)